【お尻の上の痛み】レントゲンで異常なしと言われたら?「上殿皮神経障害」のセルフチェックと特徴

「腰というよりは、お尻の上が痛む」
「長時間座っていたり、歩いたりすると痛みが強くなる」
「病院でレントゲンやMRIを撮ったけれど、原因不明と言われた」
その辛い症状、もしかすると「上殿皮神経(じょうでんひしんけい)障害」かもしれません。
実は、腰痛全体の約14%を占めるとも言われているこの疾患。
今回は、見落とされがちなお尻の上の痛みの原因と、その特徴について分かりやすく解説します。
上殿皮神経障害を引き起こす「5つの原因」
なぜ、お尻の上の神経が圧迫されて痛みが出てしまうのでしょうか?原因は一つではなく、日常のクセや過去のケガなど様々です。主な5つの原因を見ていきましょう。
1. 長時間のデスクワークや座り仕事
同じ姿勢でずっと座り続けていると、お尻(殿部)の筋肉が持続的に緊張します。これにより、筋肉の間を通る細い神経がギューッと圧迫されて痛みにつながります。
2. 腰椎や骨盤のズレによる筋肉・筋膜の硬化
腰の骨(腰椎)や骨盤の関節(仙腸関節など)にズレが生じると、それを支えようとして周囲の筋肉(大殿筋、広背筋、脊柱起立筋など)に大きな負担がかかります。筋肉やそれを包む「筋膜」が疲労して硬くなることで、神経を締め付けてしまうのです。
3. 過去の腰の手術
腰椎分離症(ぶんりしょう)、すべり症、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)などで過去に腰の手術を受けたことがある方は、そのときの影響が引き金となり、後々になって神経が刺激されやすくなることがあります。
4. 日常生活での無理な動作
中腰での作業、腰を過剰にひねる動作、重いものを持ち上げる動作などは、お尻の神経にダイレクトに強い負荷をかけてしまいます。
5. 加齢や姿勢の悪さ(猫背など)
年齢とともに、あるいは日頃の姿勢の悪さ(不良姿勢)によって脊椎や骨盤のバランスが崩れると、神経の通り道が狭くなったり、周囲の組織とこすれ合ったりして痛みを引き起こします。
上殿皮神経障害の特徴
骨盤の上部からお尻の外側にかけて走る、細くて小さな神経(上殿皮神経)が、周囲の組織に圧迫されるなどして起こる痛みのことです。
腰痛の約14%を占めるというデータもあり、決して珍しい症状ではありません。
主な症状として、骨盤の上部から外側にかけての痛みのほか、場合によっては足にかけての「痺れ(しびれ)」を伴うこともあります。
どんな時に痛む?(痛みが再現する動作)
日常生活の中で、以下のような動作をした時に痛みが強くなるのが特徴です。
- 長時間のデスクワークや運転で、続けて座っているとき
- 体をねじる・ひねる動作をしたとき
- 長い距離を歩いているとき
なぜ病院で見落とされやすいのか?
この痛みの最大の注意点は、「レントゲンやMRIなどの画像検査では異常が見つかりにくい」という点です。
非常に細い神経のトラブルであるため、画像には写りません。
そのため、病院では「原因不明の腰痛」とされたり、症状が似ている「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」と誤診されてしまうケースも少なくありません。
見分けるための大きな特徴
上殿皮神経障害を見分ける最も大きなポイントは、「骨盤の上部(お尻の上あたり)を指で直接ぐっと押さえたときに、いつもの痛みが再現されるかどうか」です。
ヘルニアなどの場合は腰の骨自体に原因がありますが、上殿皮神経障害の場合は、この骨盤の上のポイントに明確な圧痛(押したときの痛み)があります。
【重要】痛みは「お尻の上」、原因は「背中」にある?
上殿皮神経障害の原因は様々ですが、日常の中では「中腰」「長時間の同じ姿勢」といった悪い動作に「運動不足」が重なって引き起こされるケースがとても多いです。
そして、ここが最も大切なポイントです。 「痛みが出ているのは骨盤の上(お尻の上部)ですが、本当の原因は『背中の張りや硬さ』にあることが多い」ということです。
私たちの体には、肩甲骨と骨盤を左右にクロスするように結ぶ、体の中で最も広く大きい筋膜「胸腰筋膜(きょうようきんまく)」が存在します。

背中の大きな筋肉(広背筋や脊柱起立筋など)が張って硬くなると、この胸腰筋膜を介して、最終的にお尻の上の神経を引っ張ったり圧迫したりしてしまうのです。
上殿皮神経障害になる方は、ほぼ例外なく胸腰筋膜が張って、筋筋膜性の過緊張が痛みを引き起こしています。
そのため、お尻だけをマッサージしてもなかなか良くならず、背中全体の強張りを緩めていくことが根本的な解決につながります。
上殿皮神経障害のお悩み改善は、静岡市のなみのり整体へ
上殿皮神経障害で痛みが出てる腰痛には部分的なケアではなく、体全体の筋膜をリリースすることが効果的です。
1回の施術で、10あった痛みが半分に減った方もいらっしゃいます。
個人差はありますが、通院の目安は5〜10回です。
整形外科に通ってもなかなか良くならないお尻の上の痛みや痺れは、画像に写らない神経のSOSかもしれません。
一人で悩まず、ぜひなみのり整体へお気軽にご相談ください。