【肩こりの歴史と意外な原因】夏目漱石が作った言葉?「背中の硬さ」が引き起こす肩こりの真実
みなさんは、「肩こり」という言葉のルーツをご存知でしょうか?
実は「肩こり」という表現は、明治の文豪・夏目漱石が1910年の作品『門』の中で、「頸(くび)と肩の継目の少し背中へ寄った局部が石のように凝っていた」と書いたのが初出とされ、それ以降に定着・普及したという説が有力です。
つまり、それ以前の日本には「肩が凝る」という明確な概念自体があまりなく、今ほど肩こりに悩む(自覚する)人は少なかったのかもしれません。
しかし現代は、パソコンやスマートフォンの普及によって、明らかに肩こりで悩む人が増えています。現に、当院へお越しになるお客様の中でも、肩こりや首の痛みを訴える方が圧倒的に多いです。
では、なぜこの現代病ともいえる肩こりは起こるのでしょうか?
肩こりの本当の原因は「肩」にはない?
原因として、猫背などの姿勢不良や長時間のデスクワークなどがよく挙げられますが、根本的な原因の一つに「肩(肩甲骨)の可動域の低下」があります。
「肩が凝るから、肩を揉む」 多くの方がそうされていますが、実は一時的に楽になってもすぐ元に戻ってしまいますよね。なぜなら、痛んでいる肩そのものではなく、「背中」に本当の原因が隠れていることが多いからです。

腕を下げた状態から側方に挙上する動きを外転と言い、正常な肩関節であれば180度動きます。
180度の動きを作っている肩の関節に肩甲胸郭関節と肩甲上腕関節という2つの関節が関与しています。

可動域の比率は肩甲胸郭関節が60度、肩甲上腕関節が120度です。
しかし、これらの関節が固くなってしまうと正常な動作が困難となって、本来それほど働かなくても良い筋肉が働いて肩こりが生じてしまいます。
今回は、肩甲胸郭関節にスポットを当てて説明します。
胸郭関節とは
肩甲骨は本来、湖に浮かぶボートのようなものだと考えてください。
それを僧帽筋、菱形筋、前鋸筋、小胸筋、前鋸筋などの筋肉が縮んだり伸びたりして補い合い、様々な動きに対応しています。


4つの筋肉が均等に補い合える環境であれば20%ほどのエネルギーで済みます。
しかし、一つの筋肉が固くなって動きが悪くなると、残りの筋肉がそれらを補助するために必要以上のエネルギーを発揮しなければなりません。
その中で現代において特に固くなりやすい筋肉が、この中では菱形筋、前鋸筋、小胸筋です。
特に、菱形筋と前鋸筋は肩甲骨の下で連結しており、肩甲骨を動かすためにお互いに綱引きのような作業をしています。
その2つが固くなって肩甲骨の動きに影響が出てしまうと肩甲胸郭関節は上手く作用せず動きません。
そうなると頑張らなければならないのが僧帽筋と肩甲挙筋。
正常に肩を挙上できないと、僧帽筋と肩甲挙筋が肩をすくませるよな動きで腕を挙上させます。
肩が凝りやすい方は、肩甲骨が外に広がり上に上がってしまっています。
実は、五十肩もこの肩甲胸郭関節(肩甲骨)が原因で肩が上がらなくなっているケースもあり、ここが動くと肩甲上腕関節も連鎖して動けるようになって痛みや動きが改善したケースもあります。
夏目漱石が『門』の中で「少し背中へ寄った局部が…」と表現したように、昔から肩こりと背中は切っても切れない関係にあります。
根本改善のために必要なこと
肩こりを根本からラクにするためには、凝っている肩だけをマッサージするのではなく、その土台となっている背中の強張りを緩め、肩甲骨の本来の可動域を取り戻してあげることが不可欠です。
当院ではこのように、肩が凝っているからと辛い部分だけをケアするだけではなく、根本原因となっている箇所を見つけ再発防止や根本改善に取り組む整体院です。

肩こりや肩の痛みにお悩みなら、静岡市なみのり整体へ!
どこに行っても肩こりがスッキリしない」という方は、ぜひ一度当院へご相談ください!
